忍者ブログ
〜とある学生の人生履歴〜
2024/05月
≪04月  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31   06月≫
[1] [2] [3] [4] [5
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

見えないものが見えていないことは
とても幸せなことなんだ(あいさつ

アンダーグラウンドの話。
なので全体的に雰囲気はダークであり、
少なくともPG-12じゃないかってな空気

描写もまた凄まじく丁寧であるため
ちょっとグロい…
でも、それだけ話は深い。

相変わらず長編映画を見ているような感じなんですけど
今回はリアリティが感じられなかったなぁ
現実なんだけどSFよりというか
ありえなさ過ぎてピンとこない

まぁ、

ピンと来ないというこの思考こそが幸せなんだろうな。



・・・・

会社「フロイライン」
暗躍するこの会社の社長息子に復讐するために
主人公は就職したのだが
ある日、その息子が「殺される」
何故、息子は殺されたのか
そして、目的を失った主人公は。

手持無沙汰で最後まで。
怒涛の事象回収
三人の視点で繰り広げられる物語

事件は、最初から一点に向かって収束していた
誰もそのことに最後まで気づかず
ただ、ひたすらに走り続ける

止まった時、彼らは死んでいるも同然だから。
PR
CUBEって知ってる?←ネタバレ
あぁ、似てるな確かに(あいさつ

閉鎖された密室から脱出する話
すっごいシンプルに説明出来ます
と、いうか漫画版を先に読んでまして
結末を知っていたせいか、小一時間で読んじゃいました

ん〜 クローズドサークルってわけでもないですしねぇ
面白くなかったわけでは無いんですが
読書経験値が溜まってきた眼の肥えた人等にとっては物足りなさを感じるやも
うちの父さんはそんな人です

私はと言えば…露骨な表現に若干嫌気が…
まぁ、そんなに本を読まない人にはいいかもしれません
「酸っぺぇなぁ」ってなります えぇ、とっても



・・・・

目が覚めると、薄暗い部屋に閉じ込められていた
部屋には、大学のサークルのメンバーが同じように寝ていた
8人によって繰り広げられる脱出劇
先に進むには「犠牲」が「必ず」伴われる
俺様君 偽善者 今時風 わからずや 一途 リーダー 自己中 カラス
どこか宙に浮いた「今」を背に
彼らはそのドアノブを握る
責任は背負いきれずに置いて行く

最後に残るのは
人も責任も一つだけ
おーい 先言っとくぞー
これはオススメ出来ない(あいさつ

失礼な言い分で申し訳ないですけど
リアルに胸が痛くなった 油ものは食べてないから胸焼けではない
多分に到底の人が受け入れられる内容では無いと思う
正直、かなりキツい内容 なんだこれは。
必要か不要かすら議題に上げる前に取っ払いたいくらい凄い
二律背反。 残酷なまでに存在出来ない。
流動的に滑らかに通れるパイプになりたい

流線型にシルバーの 格好良すぎる未来



・・・・

兄が死んだその日、僕は東尋坊にいた
恋人を弔うために来たのに、気がつくと地元の公園にいた
仕方なく家に帰ると、そこにはいないはずの姉がいた。
「もしも自分がいなかったら」
そんなifの世界が繰り広げられる
ifで変わる 人、家、友達、存在
その全ては二律背反 交わる事の無い可能世界
従順に追従している二つの世界は
似てるようでかけ離れていた

「想像力。 何事も考えてみるもんだよ」
改めて凄いと思った
いや、凄いだなんて安易な表現じゃ失礼ですね(あいさつ

優午という案山子が出てきます
案山子は喋ります
「私は神様ではありません」

彼は・・・というか、この作品中の人物は
意味を求めることに関心を持っていません
未来を予想出来る案山子がいて
みんな彼に結果を依存させているからです

そんな世界が崩れたら
本来、「そうあるべきであった」世界はどうあり続けるのか
劇中の人物が手探りで不器用に考える姿が面白い
ある程度、推理出来ても
道を辿らないのはご愛敬

人間臭さを感じる文章にデビュー作という青さを感じつつ



冷える恐怖も、いずれ包み散る桜のごとく



まわり、まきこみ、風にたなびく



・・・・

案山子の優午が殺された
未来を予測出来る彼は、何故自分の死を防げなかったのだろう
萩島という地図に載らない島で起きる非現実的な日常に
妙に感じる親近感をよそに
長くブ厚い物語は信じられないくらいスムーズに進む
どこまで走って追いかけられるか

どこまで



守られ、幸せでいられるか
波止場のテトラポッドに答えは引っかかっていない

優午が諭してくれる
あと百年ちょっとすぎたらね
実は去年に読み終わってた
書くの忘れてた(あいさつ

いつか書いた「空中ブランコ」の前の作品
伊良部先生誕生の本です
結構さらっと読んだのですが、受けた印象は

「あれ、伊良部がまだ精神科医っぽい」

空中ブランコの時ほどぶっ飛んだ感もなく
結構仕事っぽい仕事をしている
でも、そこはあくまで伊良部だってことで
彼の診療はいつにもましてぶっ飛んでまして
依存症を持つ患者に対し、自分も依存症になってしまうという
どうしようもないんですがそこが面白いなぁっていう作品
固く読むものじゃなく、何かの拍子にひょんなことで読むような物語
概念の破壊にはもってこい



・・・・

地下一階に設けられている精神科
そこにいるのは小太りの不潔な医者と露出狂の看護師だった
注射フェチという特殊性癖を持つ伊良部という精神科医と
そこに訪れる奇妙な症状を持つ患者の間で繰り広げられる
日常論にもならない非日常に限りなく近い日常
遠すぎず、近すぎず
彼らは、意外に近くにいるかもしれないし

遠く遠くにもいないかもしれない
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
kaku
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
テニス、読書・・・etc
自己紹介:
押し迫る課題と奮闘する毎日です。
流石理系、文系な高校時代とは打って変わっての廃人っぷり。
そんなヘンテコ大学生の日記です。
最新CM
[01/30 かーく]
[01/29 くるくる]
[01/29 かーく]
[01/27 くるくる]
[02/16 kaku]
最新TB
バーコード
ブログ内検索

Powered by Ninja Blog
template by Temp* factory    phot by FOG.
cat of model by Cat Cafeねころび

忍者ブログ [PR]